2014/03/31
全聾の作曲家、現代のベートーベンなどの二つ名で有名な「佐村河内守」氏が、実は耳が聞こえていたという衝撃のニュースから早二ヶ月。日本中を巻き込んだこの事件がどういう風に起こったのか、姓名判断から紐解いていきたいと思います。
なお、同氏に関する情報はWikipediaよりその一部を参考にしています。
© SankeiBiz
外格が大吉数で金運に恵まれる運命にあります。ただ、30〜55歳の運勢が凶で多難な相が出ています。ちょうど嘘がバレた時期と合致することが分かります。
それでは詳しい鑑定を見てみましょう。
頑固で協調性に欠けますが、意志が強くてまっすぐな性格。
完全主義で中途半端が嫌いです。
一つの事に徹する根性を持ち、身体も丈夫なほうです。
基礎運・・・30歳までの運勢
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佐村河内氏は1963年に広島県に生まれました。高校卒業後、役者を目指し上京、22歳のときに俳優として初めてドラマに出演します。「身体も丈夫なほうです。」と診断されているように、この頃は身体も丈夫で耳もちゃんと聞こえていたそうです。
また、一つの事に徹する根性があり、完全主義で中途半端が嫌いな佐村河内氏は、俳優として演技を徹して勉強していました。残念ながら俳優として大成することはありませんでしたが、後に日本中を巻き込んだ物語の主役としての大役をこなすことになります。
25歳の年に作曲家で音楽プロデューサーの大倉百人氏と出会い、同氏に評価された佐村河内氏は、大倉氏の事務所に歌手として所属することになります。しかし、大倉氏によって虚言癖があることを見抜かれた佐村河内氏は、同年夏頃には事務所を辞めさせられました。その後も音楽の活動は続け、27歳ごろからはシンセサイザーで作曲活動を始めました。
無気力で鬱に陥りやすい。
特に人間関係と職で苦悩します。
不満からギャンブルや投資に走って破産する人も。
君子危きに近寄らずで安全重視が吉。
記憶力や暗記力に優れる人が多いのも特徴。
成熟運・・・30歳から55歳の運勢
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佐村河内氏の30歳からの運勢は凶。このころから左耳の聴覚が弱まってきたということです。
31歳でNHKの番組の音楽を制作することになりました。テレビ番組の音楽を制作するなんて大変な功績ですし、「君子危きに近寄らずで安全重視が吉。」と運勢にあるように、コツコツ地道に活動していれば、今頃こんなことにはならなかったハズだと思うと残念で仕方がありません。
32歳の年に作曲家で音楽講師の「新垣隆」氏と知り合い、ゴーストライターとして楽曲の作成を任せることになります。その後18年間で新垣氏が佐村河内氏に提供した楽曲は20曲以上で、新垣氏には700万前後の報酬がやり取りされました。
ここで物語のもう一人の登場人物、「新垣隆」氏の運勢も見てみましょう。
陰陽配列がすべて陽で、波乱を招く運勢になっています。総格が大吉で財運が良好。凝り性で研究熱心な性格の運命にあります。
新垣氏は現在43歳ですので、30歳〜55歳の運勢を示す人格運の鑑定結果を見てみましょう。
浮き沈みの激しい英雄運を持ちます。
男気があって人情派なのに裏切りに遭いやすい。
なぜか肝心な時に障害に邪魔されます。
性に関するトラブルの暗示もあり。
ただし、能力が高い人なので足元を固めれば吉。
成熟運・・・30歳から55歳の運勢
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新垣氏は、「男気があって人情派なのに裏切りに遭いやすい。」という鑑定通り、とても人情味あふれる人間で、同じ作曲家の仲間からも「誠実で、普段は控えめで、人間性はとても優しく、彼の悪口を言うような人が、ちょっと思い浮かばないような第一人者です」と、評価されています。
また、ゴーストライター事件が明るみに出て新垣氏が勤める大学から辞任を求められたときも、学生が新垣氏の擁護のためにネット上で署名運動を行うほど学生から慕われていました。その結果、大学は辞任の要求を撤回しますが、けじめをつけたいと新垣氏は自分から辞表を提出することになります。
こんな人間性に優れる新垣氏ですから、佐村河内氏に作曲依頼されたときも断れなかったのでしょうね。この騒動のあと、自身が提供した曲については著作権を放棄することを決められたそうです。
そしてどんどん有名になっていき傲慢な態度をとるようになった佐村河内氏に対する不信感が大きくなり、やがて週刊誌に告白することになりました。
「ただし、能力が高い人なので足元を固めれば吉。」という診断どおり、新垣氏が作曲した曲は素晴しいものですので、こういう騒動があった後は活動しづらいでしょうが、これからも作曲活動は続けて行っていただきたいものです。
新垣氏のような人格者が、なぜゴーストライターなんかを引き受けたのでしょうか。
もしかしたらゴーストライターは同業者の間では、普通に行われていたことかもしれませんね・・・。
さて、それでは佐村河内氏の運命に戻りましょう。
現在50歳の佐村河内氏ですので、今後の運勢が気になるところです。
野心が強く天下取りの日の出運。
頭角を現すと一気に地位を勝取ることも。
ただ、行き過ぎて足元をすくわれる危険も含みます。
運が二分される両極端なタイプです。
指導者として活躍することで発展するでしょう。
生涯運・・・晩年と生涯の運勢
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「野心が強く天下取りの日の出運。」「頭角を現すと一気に地位を勝取ることも。」「ただ、行き過ぎて足元をすくわれる危険も含みます。」
まさに今回の事件を予見させる運勢でした。
「交響曲第1番HIROSHIMA」が大ヒットし、数々のテレビ番組で特集を組まれ、楽曲「ヴァイオリンのためのソナチネ」がフィギュアスケート男子の高橋大輔さんの使用曲に決まったりと、大きく知名度を上げた佐村河内氏でした。
しかし「曲は別人が書いていた」「実は全聾ではなく耳は聞こえていた」「実際は楽譜も書けず、ピアノも初心者程度」等、衝撃の事実が明るみに出て、謝罪記者会見まで開くことになります。佐村河内氏が50歳の、2014年初旬の出来事でした。
しかし、ここまで完璧な「現代のベートーベン」を果たして佐村河内氏が一人で築けるものでしょうか?
ただの虚言癖のある男の騒動で済まして良いものでしょうか?
そこには何か別の黒幕がいるような気がしてならないのです。
佐村河内氏が33歳の年に大手ゲーム会社CAPCOMのゲームソフトの音楽を担当することになりました。このゲームソフト『鬼武者』には「全聾の作曲家」という設定の佐村河内氏の曲が使われていましたが、実際には耳が聞こえていることはCAPCOM社員皆が知っている事実だったそうです。
また、48歳頃からNHKを中心としたテレビ番組にたびたび出演することになります。ある番組で取り上げたテレビ関係者は「俺がコーディネーターとして仕掛けた」「佐村河内は実際は耳が聞こえる」と周囲に語っていたそうです。
このように、虚言癖のある佐村河内氏とそれを囲むメディアの悪意により、この壮大な戯曲が作られ、演じられ、幕引きとなったのではないでしょうか。
いずれにせよ、佐村河内氏は「指導者として活躍することで発展するでしょう。」という運勢が出ていますので、嘘を広める指導者ではなく、まっとうな演技指導者として今後活動すれば運勢は開けることでしょうね。
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